きっと立派になる
ちょっとネガティヴ期になっていて、
まあ生理前だから仕方ない。
ネガティヴな思考は別に悪いことじゃない。
悪い方向に引っ張られるとかはたぶんあんまりない。
悪いことは考えてようが考えていまいが起きるときは起きるし、起きないときは起きない。
それで、起きたときに「やっぱり」と思うか、青天の霹靂と思うか、の違いだけだ。
ネガティヴ思考かポジティブ思考かというのは。
先日ある作家さんに「失礼かもしれないが結婚とか出産についてはどうお考えか」と聞かれ、
作家だしなあ、とさして失礼とも何とも思わず、
恋人とはまだ付き合ったばかりでうまくいくかどうかわからない、
結婚は考えていない。
結婚願望ももしかしたらないかも、と答えていた。
出産については、子どもを産みたいが、子どもを産むという経験に興味があるだけで、その先のことを考えるととてもじゃないけど考えられない、と答えていた。
こうやって、あまり知らない人と知らないからこそ話すときの内容は、じつにわたしの内面を正直に表してる。
子どもはかわいいし面倒くさいし、でもこの世界の仕組みとして、
わたしは生き物だから、自分の遺伝子を遺すために、
子どもを産み育てるべきなんだろう、
でもいろいろと言い訳があって、そんなにうまくいかないよ。
ただ、
わたしの母親は立派な人だけれど、
わたしは人間としてはちょっと底辺の人だと思うのね、
立派な母親に育ててもらったのに、こうだから、
わたしが育てた子が、とてもとても立派に生きていくかもしれないよ。
それは遠い希望としてそう思っている。
わたしの恋人は子どもが好きみたいだ。
少しだけ、希望を持ってる。