ただただ正直なだけのわたしたち
先日、前の彼と仕事で会う日の打ち合わせをLINEでしていて
急に話がそれて、今、君のまちについたよ、と、彼が言う、
わたしはそのとき電車で3つほど前の駅にいて、それは各駅に停車する電車で、
あ、なるほどとわたしは思う
1つ前の駅で急行に乗り換えようか、悩んだんだった。
つまり、あの駅からあの駅までは、同じ電車に乗っていたんだね、となって、
わたしたちはそんなことで少しうれしくなってしまうそこそこのロマンチストだ。
もともと好きだった人なわけだからね。
お互いに今は別に生きてるけど、
そこはロマンチストだからさ。
「ほんの一瞬、同じ空間にいられたという事実だけで、
とても幸せな気持ちになったよ。
明日もがんばろうと思えたよ。」
と、そんなことを伝えあう。
ぼくもだよ、わたしもだよ。
心があたたかくなる。
もう恋ではないけど、まったくないけど、それでもやはりわたしたちは愛しあってるのだなあ、と確認したできごとだった。
友情、親愛?
親愛という言葉は昔まだ彼に恋をしていたころもよく使っていた。
どちらにも取れる、狡くて卑怯なわたしたちにはぴったりの言葉だった。
きみのことはあらゆることを大事な順に並べてみると、かなり上のほうに入ってるくらい、大事に思っているよ。
人というカテゴリの中では、両親とじいちゃんの次かな。
や、いまはざっと7位くらいかもね。
それでも超上位じゃん。
たぶんこれからも、お互いの人生に影響を与えあう関係でいたいの。ほんとうに。
しかし嫉妬と邪魔だけは許さん。